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2009年3月 2日 (月)

第279話 「米国弱気相場は、あと2年続く?」

3月2日付けのブルームバーグ・ニュースによると、米国株の2011年末までの下落に備えるオプションの価格が2000年以降の平均の2倍となっているとのことです。これは、 10兆4000億ドル(約1013兆円)の時価総額をこれまでに吹き飛ばした弱気相場があと2年続く可能性を示唆しています。米S&P500種株価指数が向こう2年下落するリスクに備えるオプションの価格はシカゴ・オプション取引所(CBOE)で1万5160ドルと、07年の6875ドルの倍以上(ブルームバーグ集計の価格調整済みのデータによる)となっており、現在の価格水準が、向こう2年のS&P500種が00 年以降の倍の変動を示すとの市場参加者の見通しを示していることとなる。 確かに、弱気になる気持ちはよく分かります。買い手不在という言葉が本当にぴったりくるような市場のセンチメントです。ダウ5000ドル、日経平均5000円という声さえも、現実味を帯びてくるような状況です。しかし、以前にも書きましたが、例えば、日本の株価で言えば、経常利益ベースで今期50%減益程度までは、この水準は織り込んでいると考えます。すると、来期以降の利益予想が、今後の株価が下に行くか、上に行くかの重要なポイントになるわけです。輸出産業などの場合、若干の円安とアジア経済の若干の持ち直しで、減益というスタートではないと考えます。また、リストラも進み、減益要因も少なくなってきていることを考えると、現時点の底割れ可能性は低いと考えます。上がるかと言われると、それは別の議論で、政策待ちのところもあります。しかし、2年のプットオプションを買うほどの状況ではないと、個人的には考えます。皆様はどう考えますか。

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