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2009年3月26日 (木)

第293話 「三菱UFJ/モルガン証券の誕生?」

3月26日付けのブルームバーグ・ニュースによると、三菱UFJフィナンシャル・グループと米大手銀モルガン・スタンレーは26日、2010年3月末をめどに、日本で営業するそれぞれの傘下証券を経営統合すると発表しました。三菱UFJは投資銀行業務を得意とする米社との提携を通じて、野村ホールディングスなど内外の大手証券との競争力の強化を図る考えです。 発表によると、統合するのは三菱UFJ証券とモルガン・スタンレー証券(日本法人)で、新会社には三菱UFJが60%、モルガンが 40%出資。社長は三菱UFJ、会長はモルガン側が指名します。ついに公式に発表された統合です。これにより、野村、大和に次ぐ大手証券が誕生します。しかし、実際にうまくいくでしょうか?三菱UFJ証券は、三菱証券とUFJつばさ証券が合併してできた会社です。すなわち、三菱の人材と旧UFJの人材が混在しています。人材の融合は必ずしも円滑に行われていないというのが世間の評判です。ここに米国投資銀行の象徴のようなモルガンスタンレーの人材が加わるわけです。ちょっと想像しただけでどうなるのだろうと思います。加えて、報酬水準が異なりすぎます。モルガンスタンレーであれば、数千万、数億円の報酬を得ている人材もいるでしょうが、三菱UFJは日本のサラリーマンで、格差が激しすぎます。実際、リーマンの人材を受け入れた野村證券では、収入格差で社員間の不満が蔓延しているとの噂です。規模を求めたこの合併、マーケット縮小の時代には、あだ花のように思えます。

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