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2009年4月 5日 (日)

第298話 「ラップ口座」

4月5日付け日経ヴェリタス60面「個人投資家 七転び八起き」に中津川さんという主婦(実在ではないかもしれませんが)のポートフォリオが紹介されています。内容的はまあまあの資産家です。その中に、日興のラップ口座に関する記述があります。約2年前に始めた元本1000万円のラップ口座が、現在560万円、▲44%の状況にあるようです。日興の担当者からは「100年に1回のことが起きていますから」との紋切り型の回答で、一方で1%近い手数料を取られ、随分ご立腹のようです。このラップ口座、証券会社が従来の販売手数料型ビジネスから預かり資産に応じた手数料にビジネスを変えていくために登場したビジネスです。しかし、実際には、単なる投信販売の延長であり、また、相当な資産額がなければ、A定食、B定食的な決まった資産配分しか提示しない、サービスレベルの低い商品になってしまいました。そして、この金融危機、ラップ口座は、今後、見向きもされない商品になっていくかもしれません。そもそも、証券会社に中長期に顧客と向き合うような文化はありませんし、そうした営業マンは一切評価されない人事制度になっています。投資家側もそうした点を踏まえて、証券会社に合ったサービスを期待するべきだと考えます。

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