« 第299話 「ベアマーケット・ラリー」 | トップページ | 第301話 「為替変動の要因」 »

2009年4月 9日 (木)

第300話 「赤字のメガバンク」

4月9日付けのブルームバーグ・ニュースによると、三井住友フィナンシャルグループは9日夕、2009年3月期の連結純損益が3900億円の赤字に転落したもようだと発表しました。出資先の英バークレイズなどの株式評価損や景気悪化に伴う不良債権処理の増加などが主因だそうですが、毀損する自己資本を補うため普通株発行で最大8000億円の増資に踏み切るそうです。赤字転落は05年3月期以来4期ぶりで、前期決算が赤字になるのは3メガバンクで初めてです。赤字の要因に、貸倒引当金などの与信関係費用(5500億円)で、保守的な対応をしたとも言えます。また、バークレーズ銀行への出資も含め、株式減損が2200億円になっています。しかし、りそな銀行の決算の際にも述べましたが、銀行経営は、預金を集めて、信用度に基づく貸すの原則さえ守っていたら、簡単なものだと思います。それは、経営者の質の低下で、不良債権を増やしたり、意味のない出資をしたりして、損失を拡大してしまう、非常に愚かなことと思います。特に、バークレーズ銀行への出資など、結局、純粋な投資目的以外、何もありません。ビジネス上のシナジーのようなもの、明確には現れていません。株主の意見が重視される今、現在の経営者で株主の信認を得られるのか、非常に疑問です。

« 第299話 「ベアマーケット・ラリー」 | トップページ | 第301話 「為替変動の要因」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/44618280

この記事へのトラックバック一覧です: 第300話 「赤字のメガバンク」:

« 第299話 「ベアマーケット・ラリー」 | トップページ | 第301話 「為替変動の要因」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ