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2009年4月14日 (火)

第303話 「景気楽観論」

4月14日付けのブルームバーグ・ニュースによると、バークレイズ・キャピタル証券は14日、「世界見通しカンファレンス」を都内で開催しました。そこで、高橋祥夫チーフ外債ストラテジストは、世界経済の見通しについて、大型の財政刺激策が打ち出された中国や、財政や金融など一連の政策対応が効いてくる米国がけん引して年内には回復する可能性が高いとの予想を示しました。ついに、年内回復派の登場です。ここにきて、株価の戻りとともに、景気楽観論者が多くなってきました。いくつかの経済指標も底打ちの兆しを示していることも、彼らを後押ししているのかもしれません。しかし、年内回復説は、ちょっと楽観視しすぎではないでしょうか。雇用調整は今後更に進展するわけで、GDPに占める消費の割合を考えれば、年内は難しいでしょう。加えて、企業の態度もそう簡単には上向かないと思います。ちょっと前まで慎重派の予想ほど、現状で何か変わったわけではないでしょう。しかし、持論である量的緩和の効いてくる2010年半ば頃からは回復が期待できると思うのですが。それから、このセミナーで、梅本徹チーフFXストラテジストは、米国の量的緩和によるマネーサプライ(通貨供給量)の増加や新年度入り後の需給の変化により、「今後2-3週間で1ドル=95円、あるいは93円程度まで円が高くなる」との予想を示しました。非常に短期的な予想なので、当たるかどうか楽しみです。

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