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2009年4月26日 (日)

第312話 「新生銀行とあおぞら銀行の統合」

4月25日付けのブルームバーグ・ニュースによると、 新生銀行とあおぞら銀行は25日、両行の経営統合交渉報道に関し、それぞれ「当行が発表したものではなく、決定した事実はない」などとするコメントを発表しました。コメントは、25日付の日経新聞朝刊が、両行が2010年夏の経営統合を目指して調整に入った、と報じたことを受けたものです。私も、この報道には少し驚きました。この統合によるメリットがすぐに浮かばないからです。両行とも一度国有化され、外資ファンドに買われ、再上場を果たし、そして、再び窮地に追い込まれています。そういう意味では、類は友を呼ぶで、結婚しても良いのかもしれませんが、「何のため」という大義がありません。場合によっては、金融庁より、「2行は助けないが、1行なら助ける」のような示唆でもあったのではと勘ぐってしまいます。統合して、1行並みにリストラすれば、再度資本投入し、助けてくれるといった具合です。そうでも考えないと、この統合にどういう大義があり、何を目標とするのでしょうか。以前にも書きましたが、モラルハザードの象徴でもある、1000万円までなら保護されると預金していた人も、統合すると、半分を預金を引き出さないといけません。まったく、預金者としてもメリットが無い、この統合、報道通りに簡単になるとは思えないのですが。

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コメント

この組み合わせは
どちらも高金利で預金を集めていますから
各1000万円で預けている人も結構いるでしょうね。
統合後1年でしたっけ、猶予があるようですが。

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