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2009年4月28日 (火)

第313話 「大和証券の進むべき道」

4月28日付けのブルームバーグ・ニュースによると、大和証券グループ本社の岩本信之取締役兼専務執行役(CFO)は28日の決算発表会見で、親密先の三井住友フィナンシャルグループが米シティグループ傘下の日興コーディアル証券などを買収する最有力候補になっていることに関連して、「両者にとってプラスになるよう、これから協議したい」と述べました。両社は1999年に大和6割、三井住友4割の出資で法人専門の「大和証券SMBC」を設立、株式や債券の引き受けやM&A(企業の合併・買収)などで協力してきました。この関係、非常に微妙です。そもそも、大和証券と三井住友の関係は中途半端でした。あえて言えば、法人部門の大和証券SMBCぐらいで、その他は、個人営業では全く独立ですし、資産運用でも、大和住銀投信投資顧問と三井住友アセットが共存する関係でした。とは言っても、大和証券にとって三井住友の顧客基盤を活用していたのも事実です。大和が大きく方針を変更し、三井住友グループに参加するのであれば、すっきりしますが、そうもいかないでしょう。個人的には、本件、大人の対応で、今は冷静に対応していますが、結局、大和証券は独自路線に行くのでないでしょうか。大和と日興がうまく一緒にやっていけるとは、カルチャー的にも違いますし、大和も埋没したくないでしょうから、その道しかないように思うのですが。

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コメント

    多分、大和證券のリテール部門の収益性次第でしょう。収益性が高ければ、大和の独自性を高めていけるものと思います。しかし、いくら高めてもSMBC部門の買取或いは、分離は到底無理な話だと思います。

   大和側の士気向上は大変なのだと思います。

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