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2009年5月 8日 (金)

第317話 「BNPパリバの今後」

5月8日付けの日経ネットのニュースによると、経営破綻したアーバンコーポレイションの増資引き受け問題で、昨秋に金融庁から業務改善命令を受けた仏系のBNPパリバ証券が同庁に虚偽の報告をしていた疑いのあることが8日、明らかになったとのことです。関係者によると、パリバのディーラーが利益を得る目的でアーバン株を取引していたことを報告していなかったということです。 証券取引等監視委員会が立ち入り検査で事実関係を調べているが、虚偽報告があったと認定した場合は、金融庁に2度目の行政処分を発動するよう勧告することになります。金融商品取引法は虚偽報告の場合、刑事告発か業務停止命令などの行政処分を検討すると定めています。しかし、今回の金融危機は、「Greedy(強欲)の清算過程」と言えるでしょう。ベアー・スターンズ、リーマンと強欲の象徴が姿を消していったわけです。このBNPパリバの問題も、その一つです。以前、このブログでも取り上げた話題ですが、検査に対しても、こうした虚偽報告の疑いが出たとは悲しい限りです。この先、BNPパリバは、日本でどのような姿勢を取るのでしょうか。2004年にシティトラスト信託が日本法人を解散しましたが、この時も、業務停止命令を受けていました。明らかな法令違反もあったので、今回と悪質さの程度にどれくらい差があるかは、定かではありませんが、ビジネス上への影響は当然多大でしょうから、結果としてシティトラスト信託と同じ決断をする可能性もあるかもしれません。

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