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2009年5月10日 (日)

第318話 「個人投資家アンケート」

5月10日付けの日経ヴェリタス60面に、日経ヴェリタスが実施した読者向けの投資に関するアンケート結果が掲載されています。例えば、投資を始めた時期については、20代が約4割を占めています。自分のことを考えれば、その頃は仕事や遊びのことばかりで、投資のことなど考えたこともなかったことを思い出すと、最近の人は、熱心だと感じます。一方、各年代で共通していたのが、「損切り」を重要だと考えていることです。やはり、この金融混乱で、「塩漬け」状態に悩んでいる人が多いことを表しています。また、投資の主流は、やはり株式で、最近、若者には、FX取引が広がっていることも、アンケート結果で裏づけされています。しかし、このように、投資というものが、広い年代層で定着している一方で、損切りを重視していることから、日本における投資は、いわゆる「ホットマネー」(投機的資金)の色彩が引き続き強いという印象です。これは、有識者がよく使う「貯蓄から投資へ」の「投資」とは異なる方向です。市場における個人の売買占有率は高まる一方で、金融資産に占める株式比率は、低位安定という図式が、このアンケートが見て取れます。機関投資家の投資行動も、個人投資家に近づいている印象(投資期間が短期化)があるので、今後の株式相場の動きは、一方的な大きなボラティリティではなく、やや小幅な、循環的なものになっていくのではないでしょうか。

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