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2009年5月12日 (火)

第319話 「楽観論への警鐘」

5月12日付けのブルームバーグ・ニュースによると、金融機関同士が日々の資金を貸し借りするインターバンク市場の取引規模が縮小を続けているとのことです。国内大手銀行の資金担当者は、今回の取引減少は量的緩和下とは様子が違うと指摘しています。すなわち、 市場縮小の背景には、外国銀行の取引急減があるとのことです。日銀が公表するコール市場残高によると、3月の外銀による無担保コール調達の平均残高は2831億円と、1年前の7兆円台から25分の1まで落ち込んでいます。すなわち、取引参加者の減少とリーマンショック以降の金融機関の経営不安が、短期市場の機能不全を引き起こしています。いわゆるバランスシート不況の解決の五合目を超えるまで、こうした傾向が続くかもしれません。これは、現在の楽観論が一時的で、本格回復には、まだ時間を要することを如実に表している事象であると考えます。世界的に株式市場は楽観論に支配されつつありますが、とりあえずの戻りのターゲットも近づいており、そろそろ慎重路線に戻る準備も必要かと思います。

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