« 第319話 「楽観論への警鐘」 | トップページ | 第321話 「資産運用業界の再編」 »

2009年5月14日 (木)

第320話 「日興アセットの行方」

5月14日付けのブルームバーグ・ニュースによると、三菱UFJ信託銀行は14日、予定していた日興シティ信託銀行の買収を見送ると正式に発表しました。日興コーディアル証券の三井住友フィナンシャルグループへの売却などシティの国内戦略の変化を受けて当初想定した相乗効果が得られないと判断したためです。この話は、すでに出ていた話で、あくまでも正式に発表されたものです。しかし、これで、日興アセットの売却先として、三菱グループである可能性は薄まったと言えるでしょう。日興信託は、日興アセットが運用する投資信託の大半を受託しているわけで、日興アセットと日興信託を一緒に持つことが価値があると考えられているわけです。その日興信託との破談は、日興アセットが三菱グループにいかない、すなわち、売却候補は、別の金融機関になったと予想されるわけです。候補としては、同じく、三井住友グループ、野村、日生などが聞こえてきます。三井住友の場合、日興アセットを三井住友アセットと一緒にする可能性がありますが、日興信託を住友信託と一緒にさせるかどうかは疑問です。住友信託は我が道を行く方針なので。野村ですと、野村アセット、野村信託とあるので、可能性は大きいですが、リーマン買収後、お金がないので、どうなるか不透明です。日本生命は、ニッセイアセットがありますが、信託はありません。この場合、新たに、グループに信託を持つことになりますが、日本マスタートラスト信託に出資しているだけに、ちょっと、調整が必要です。いずれにせよ、今月中に決まるものと期待します。

« 第319話 「楽観論への警鐘」 | トップページ | 第321話 「資産運用業界の再編」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/45013694

この記事へのトラックバック一覧です: 第320話 「日興アセットの行方」:

« 第319話 「楽観論への警鐘」 | トップページ | 第321話 「資産運用業界の再編」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ