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2009年6月 3日 (水)

第332話 「欧州通貨安に対する懸念」

6月3日付けのブルームバーグ・ニュースによると、欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、オーストリア中銀のノボトニー総裁は、ECBが4日に発表する最新の景気予測の内容は「あまり良くない」と発言しました。オーストリア通信(APA)が3日報じたものです。同総裁は、ユーロ圏経済が今年、大幅なマイナス成長に陥るとの見通しも示したということです。非常に冷静な見通しと思います。超ブルでも、超ベアでもない、冷静に見れば、今年の欧州経済はまだ厳しいと言えます。加えて、最近、欧州通貨がかなり戻しています。対ドルでも円でも。これでは、輸出面での追い風がありません。対円でのレートで見ると、為替レートとユーロで136円、ポンドで158円ぐらいまで、一気に戻りました。このように、ここ数年、金利差でほとんど説明がついてきた為替が、金利差チャートと実際が乖離してきたわけです。しかし、実体経済の状況を見るかぎり、この乖離が正当化されるとは思えません。欧州通貨の戻り相場も、終わりに近いと考えて良いのでないでしょうか。

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