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2009年7月 3日 (金)

第347話 「米国株の失速懸念」

7月1日付けのブルームバーグ・ニュースによると、米国の地銀や住宅建設会社の株価は5月の高値から20%強下落し、輸送株は今年、前年比マイナス圏から抜け出せないでいるため、こうした状況はS&P500種株価指数の上昇が近く失速する前兆かもしれないとコラムで伝えています。 銀行株の下落はS&P500種の過去の下げ局面の前触れとなっていて、地銀株が昨年12月8日から28日間で51%の大幅安を演じたのは、S&P500種が12年ぶりの安値676.53まで売り込まれた28%の下落局面が始まる1カ月前だったそうです。また、地銀株が2007年2月に史上最高値を付けたのは、S&P500種が最高値を付ける7カ月前だったそうです。 確かに、4、5月の戻り相場から、米国株は失速しています。しかし、S&P500指数の水準は、まさしく、昨年末(903ドル)辺りが居心地が良いような動きとなっています。すなわち、今年1~3月の過度な悲観からの下げからは回復したものの、それ以上の反発は、実態経済および企業収益の改善が見れないと実現されないと言っているわけです。だからこそ、900ドルぐらいが居心地が良くなるわけです。4-6月期の企業業績が半ば以降、出てきますので、その結果以上に、今後の収益動向を占うようなことが、その企業業績から読み取れるかどうか、7月は、正念場の月となりそうです。昨年のような、「弱い夏」になってしまうのか、どうか。私は、今年度分ぐらいの業績回復を市場は織り込んだと思っているので、結論、横ばい系のレンジ相場だと考えています。為替と同じく、つまらない予想ですいません。

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