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2009年7月28日 (火)

第356話 「野村から消えるリーマン社員」

7月28日付けのブルームバーグ・ニュースによるtウォールストリート・ジャーナルは28日、野村ホールディングス(HD)のアジア部門のジャスジット・バータル会長が辞任すると報じました。バータル会長は米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスでアジア地域の責任者を務めていました。同紙によると、野村HDによる昨年の買収以降に辞任するリーマン出身者の中で、バータル会長は最高幹部となります。しかし、このニュース以外にも、過去、リーマンの有力な人材が野村から逃げているとの報道があります。有力な人材が抜けることで、野村に残っているのはリーマンの兵隊ばかりです。これは何を意味するのでしょうか。野村は、破綻したリーマンの資産は買わず、人だけを買いました。世間では、非常にうまいディールだったと、評する人もいました。しかし、規模が拡大している時代ならともかく、市場が縮小している中、結局、単に、一気に大量の人材を採用しただけになってしまいました。そして、人件費が膨張し、大赤字。また、そもそも、日本の企業と投資銀行、感覚が違いすぎます。彼らは、莫大な経費を湯水のように使う文化の人、一方、野村は、経費を管理を細かく行う企業。これでは、馬鹿馬鹿しくて、優秀な人材が残るわけがありません。日本企業がアングロサクソン企業、特に金融会社を管理することは不可能だということが、改めて証明されたわけです。

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