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2009年8月20日 (木)

第363話 「ぼろ株相場」

8月18日付けのブルームバーグ・ニュースのコラムに、米ウォール街のアナリストの助言に従っていたら、70年で最強の上げ相場のなかで6000ドル(約57万円)の借金をすることになっていたとブルームバーグのデータからこんな結果が分かったと報じています。 データによると、シティグループやバンク・オブ・アメリカ(BOA)など10社以上が推奨していたのは欧州エネルギー株と米製薬株の買い、銀行株と小売り株の売りだったようです。相場上昇が始まった3月9日に1万ドルを使って最も買い推奨の多い業界の銘柄を買い、売り判断業界の銘柄を空売りした場合、現在は信用取引の収支が最大6000ドルの借り越しになっているとのことです。この要因は、業績と株価上昇が連動していないためです。S&P500種株価指数構成企業の中では第2四半期が減益だった企業の株価が過去1カ月で8.4%上昇し増益企業の7.2%上昇を上回っています。まさしく、「ぼろ株相場」なのです。こういう状況では、理性的な人は勝てません。一方で、逆張りとか、昨年負けた銘柄をずっと保有している人しか勝てないわけです。こういう事態に陥ると、本当にアクティブ運用機関に高いお金を払って運用してもらっていることに疑問を感じます。一体、何を調査・分析し、どのように運用に反映させているのでしょうか。「すいません、市場がアクティブ運用機関には、勝ちにくい状況でした」などと、説明する運用機関は、本当に早く辞めて下さい。

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