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2009年8月30日 (日)

第366話 「独立系投信の苦戦」

8月30日付けの日経ヴェリタス58面に「独立系投信、直販モデル曲がり角」という記事が掲載されています。レオスキャピタルの運用する「ひふみ投信」では、運用者の交代があり、また、かいたく投信では経営者の変更がありました。残高も伸びず、経営基盤が苦しいようです。私も、このブログで1年ぐらい前に、「おらが町の投信」プロジェクトに懸念を表明していました。すなわち、ファンド・オブ・ファンズでスタートした、かいたく、浪速おふくろ、らくちんの各投信会社です。これらは、さわかみ投信チルドレンとして、さわかみ投信の一つの販路として、設立されたといっても過言ではないでしょう。しかし、見事に、残高は伸びていません。特に、かいたく投信の前社長は、1年程度で、交代ですから、個人に長期での資産形成を訴える会社とは、思えない展開です。そもそも、ファンド・オブ・ファンズなど、投資対象として意味がないのです。コストだけ増えて、長期投資には合いません。また、日本の投信ビジネスは世界的に非常に独特で、投信会社が基準価額を最終的に計算する責任を負っています(海外では、外部のアドミニストレーター)。従って、どうしても、初期投資やランニングコストが高くなり、新規参入の障壁となるのです。そうした点も考慮して、自分の会社も長期的に経営しないと、長期的な商品は提供できないわけです。ちなみに、かいたく投信の前社長が、退任後、ブログを止めているように見えますが、これも残念なことと感じました。

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