« 第368話 「大和証券の決断」 | トップページ | 第370話 「SBJ銀行」 »

2009年9月 9日 (水)

第369話 「ダイエーに見る小売業の悲哀」

9月9日付けの産経新聞によると、ダイエーは9日、平成22年2月期の連結業績予想を下方修正し、売上高が期初予想を400億円下回る9850億円(前期比5.3%減)になると発表しました。1兆円を割り込むのは連結業績の開示を始めた昭和59年2月以来初めてで、ピークだった平成7年2月期の約3兆2千億円に比べて3分の1以下の水準に落ち込みました。 営業利益は期初比55億円減の15億円(同74.7%減)、最終赤字は同35億円悪化の55億円(前期は236億円の赤字)の見通しです。再建途上のダイエーとはいえ、この業績見通しは、暗いの一言です。特に、売り上げが5%落ちるという見通しには絶句します。スーパーは、日常生活品を扱っているわけですから、よほど、周辺にライバル会社が出店しないかぎり、ここまでの生活を切り詰めることはありません。もちろん、節約志向が広がっていることと、大きな要因としては、デフレではないでしょうか。単価が大きく下がることにより、売り上げ減。小売業が立ち直るには、非常に厳しい環境と言わざるをえません。そういえば、先週は、大阪で阪急梅田店が建て替えオープンしました。大阪は、戦国時代で、今後も、百貨店がますます増床していきます。しかし、とても、需要が追いつくとは思えません。消耗戦となり、業績的に自分の身を追い詰めることになるでしょう。デフレを想定したビジネス戦略、日本の小売業に、その対応はありません。価格の下がる分をボリュームで稼ごうとすることを早く捨て、縮小均衡に舵取りを行うべきです。このままでは、未来はないと思われます。

« 第368話 「大和証券の決断」 | トップページ | 第370話 「SBJ銀行」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/46166398

この記事へのトラックバック一覧です: 第369話 「ダイエーに見る小売業の悲哀」:

« 第368話 「大和証券の決断」 | トップページ | 第370話 「SBJ銀行」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ