« 第373話 「野村HDの増資」 | トップページ | 第375話 「BNPパリバ 三度め」 »

2009年10月 4日 (日)

第374話 「実質金利と円高」

先週1週間、本業が忙しく、全くブログを更新できませんでした。この状態が今週一杯まで続きます。ヘトヘトです。さて、気を取り直して、10月2日付けのブルームバーグ・ニュースによると、東京外国為替市場で、円は主要通貨に対してほぼ全面高の展開が継続、対ユーロでは2日午前に一時1ユーロ=129円64銭と、7月14日以来、約3カ月ぶりの高値を付けました。その後、米国雇用統計が発表され、一時、88円60銭まで円高が進みましたが、引けでは89円80銭まで戻りました。対ユーロでも少し戻して131円ぐらいです。相場ですから、上げ下げを繰り返すのでしょうが、当面、円高傾向が続きそうな様子です(亀井大臣リスクはありますが)。その一つが日本の実質金利です。名目上はゼロ金利ですが、最近のデフレ傾向は非常に激しく、マイナス2%程度のインフレ率ですから、実質金利は2%です。これは、先進国の中でも、高く、結果として、実質金利の高い通貨を買う状況になっているのではないでしょうか。以前から書いていますが、名目金利差では相場の材料にならないほど、差がありません。すると、実質ベースの議論が注目されると思います。加えて、名目ベースの差がありませんので、輸出業者や外国証券への投資家は、為替ヘッジコストをあまり気にせずに、外貨売りを行うことができます。デフレによる円高、そして円高がさらにデフレを生む。良い循環ではありませんね。

« 第373話 「野村HDの増資」 | トップページ | 第375話 「BNPパリバ 三度め」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/46395382

この記事へのトラックバック一覧です: 第374話 「実質金利と円高」:

« 第373話 「野村HDの増資」 | トップページ | 第375話 「BNPパリバ 三度め」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ