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2009年11月23日 (月)

第384話 「JAL年金削減について」

11月23日付け各メディアによると、JALは、OB向けに説明会を開催し、年金削減に至る経緯に関する初の説明会を開催しました。説明会では、削減幅について具体的には語られなかったようですが、新聞等によると、OB3割、現役5割の削減を計画しているようです。これは、運用利回りを現在の4.5%から1.5%に3%引き下げられるためです。年金の計算については、第378話にも書いています。http://fundbuster.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/378jal-3254.html

元々、退職時にもらう退職金に金利をつけて分割払いするので、金利が下がると年金の減額となるわけです。しかし、インタビューを受けるOBには誤解をしている人も多く、「退職金でもらえばよかった。年金にして減額されるとは」と文句を言っている人がいましたが、それは大きな誤解です。退職時に確定している金額が減っていません。付与される金利分が減っただけです。そもそも、市場金利がゼロ%に近いところで、4.5%という高金利を享受してきたのですから、文句を控えめにした方が良いでしょう。しかし、年金減額について、JAL経営陣は、方法を間違ったと言えます。こうした緊急事態ですから、仕方ない決定なのですが、OBに対しては、全国で、何度も説明会を行うなどを、これまでも行ってこなければいけなかったのです。それを先送りや避けてきたために、現在のこうした複雑骨折になってしまったわけです。現在、双方には、大きな溝と不十分な理解という状況にあります。今からでも間に合うので、経営者は、全国行脚を行い、説明を尽くすことが重要です。

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