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2010年1月17日 (日)

第393話 「ミクロ重視の経済予想」

1月17日付け日経ヴェリタス53面に、イェスパー・コール氏へのインタビュー記事が掲載されています。同氏は、日経CNBCのテレビ番組にも時々登場する有名人です。外資系証券のエコノミストから独立していましたが、昨年、古巣のJPモルガン証券に株式調査部長として戻ったそうです。同氏のコメントとして、マクロ経済の調査よりも、個別企業の調査の方が重要になった。日本では、一律に経済が底上げされる時代が終わり、個別企業をみなければいけないというものです。私も、同氏の意見に賛成です。正直言って、マクロ経済分析の重要性は落ちていると感じています。マクロで大きく区分けを作って分析する経済分析は、今の時代にはあまりにも大雑把すぎます。加えて、グローバルがあまりにも進みすぎて、たとえば、日本経済(ミクロでは日本の企業)の成長(企業レベルでは利益成長)は、アジアなどのエマージング市場を無しにはありえません。内需だとか、外需だとかを議論すること自体、曖昧になってきています。分散投資においても、エマージング市場に投資することと、日本企業で、エマージング市場依存度の高い企業に投資することとでは、実は、本源的リスク所在は同じと言えるわけです。従って、今後は、ミクロ分析の積み上げによる経済予想が、マクロ分析のトップダウン型よりも精度が高まると予想します。日銀など政策決定側にも、こうした対応を求めたいものです。

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