« 第393話 「ミクロ重視の経済予想」 | トップページ | 第395話 「ユニゾンのインサイダー問題」 »

2010年1月24日 (日)

第394話 「インカム重視の運用」

1月24日付けの日経ヴェリタス23面に「REIT、相場反転は本物か」という記事が掲載されています。東証REIT指数がじわりじわりと上昇しており、昨年11月の安値から14%上昇しているというものです。世界的にREITは戻っているのですが、日本のREITだけが取り残されているために、出遅れで買われているとか、足元で物件取得に積極的だとか、色々と理由が議論されています。しかし、こういう見方はできないでしょうか。それは、機関投資家のインカム重視の投資が高まってきているという見方です。個人投資家には、昔からインカム重視指向が強く、グロソブのような毎月分配投信に対して根強い人気があります。一方、機関投資家は時価主義会計なので、インカムとキャピタル・ゲインを含めたトータル・リターンの考え方です。しかし、少し様子が変わってきていると考えます。たとえば、同紙2面に国債神話の崩壊に関する記事で、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)で、年金の掛金収入より給付が増え、今年度から資金の取り崩しが始まると掲載されています。これは、企業年金でも同じことが言え、今後は、年金は積み立てから取り崩しの時代に入っていきます。加えて、個人でも貯蓄はどんどん取り崩され、生活資金に費消され、銀行預金等は減る傾向に入ると考えます。そうした状況では、そうした資金を運用する機関投資家は、トータルリターンよりも、インカムを重視し、キャッシュフローに対応する必要が出てくるのではないでしょうか。そういう意味で、6%程度のインカムが期待できるREITは魅力的な投資対象と考えます。他にはインフラ・ファンドなども有望な投資先と考えます。インカム重視、これが、2010年以降の投資テーマと考えます。

« 第393話 「ミクロ重視の経済予想」 | トップページ | 第395話 「ユニゾンのインサイダー問題」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/47376851

この記事へのトラックバック一覧です: 第394話 「インカム重視の運用」:

« 第393話 「ミクロ重視の経済予想」 | トップページ | 第395話 「ユニゾンのインサイダー問題」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ