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2010年11月23日 (火)

第404話 「ゴールドマンに対する疑い」

11月23日付けのブルンバーグ・ニュースによると、米証券取引委員会(SEC)など連邦当局は、異業種にわたる組織的なインサイダー取引の疑いで、コンサルタントやヘッジファンド、投資信託のトレーダー、投資銀行のバンカーなどに対する調査を近く終える見通しだと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が19日、事情に詳しい複数の関係者の話を基に伝えました。また、同紙によれば、ゴールドマンのバンカーがヘルスケア関連企業の買収などに関する情報を漏らしたかどうかが、調査の焦点の一つだとされているとのことです。このニュースの影響で、昨晩、ゴールドマンサックス社の株価は、3%以上、下落しました。

しかし、こうしたインサイダーの話は、なかなか無くなりません。日本でも、エクイティ・ファイナンス前後の株価が不穏な動きを示しているとのことで、調査が入っています。どれだけ、証券会社内でインサイダー情報の管理を強化したところで、全員の口を封じ込めることは不可能です。特に、こうした情報が大きな利益に結びつくわけですから、欲の塊のような人たちに、性善説を求めること自体、むなしいことなのかもしれません。ゴールドマンについては、神谷秀樹さんが、「ゴールドマン・サックスの研究」で書かれていますが、報酬が異常に高騰したことで、モラルが下がってしまったとのこと。これは、特に外資系金融業界に働く日本人にも同じことが言えます。自分達の報酬のために、顧客に高額な手数料の商品を「はめ込む」(あえて、売るではなく、「はめ込む」という言葉を使います)ことを、強制的に止めさせる必要があります。これは、法律なり、ルールで縛るしかありません。本人は、悪いことを自覚していて、高額報酬のためには、仕方ないと思っているからです。いつまでも、金融市場が実物経済をダメにしていく歴史は見たくありませんから。

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