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2010年12月 5日 (日)

第412話 「グロソブの人気の没落」

12月5日付けの日経ヴェリタス60面に、グロソブの3兆円割りの記事が掲載されています。グロソブ、すなわち、グローバルソブリンという投資信託は、国際投信投資顧問が設定している毎月分配の投信で、5兆円を超える資産額を誇っていました。日本中のどのお年寄りも投資しているとも言われました。

しかし、先進国の国債に投資するだけに、昨今の欧州危機などで運用成果は低迷し、毎月の分配金も35円程度になっているようです。一方、最近流行の通貨選択型投信は、100円以上が普通ですから、グロソブの資産が減るのも仕方ありません。特に、販売会社が、分配金だけで顧客を勧誘しますから、そうした売り方も、マイナスに影響しています。

グロソブを運用する国際投信投資顧問は、正直、これ1本に頼った経営をしてきたので、大変です。販売会社も、グロソブが残高が増えると販売会社の手数料が増えるという体系になっていたことから、残高の減少は、逆インセンティブに作用します。日本では、一度、ブームの去った投信は、決して、残高を戻さないという経験則があるそうですから、次に話題になるのは、「グロソブ 1兆円割れ!」というニュースの時かもしれません。

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