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2010年12月12日 (日)

第415話 「騰落レシオ」

日経ニュースのスクランブルに「騰落レシオ上昇が示す強気相場の兆し」という記事が掲載されています。先週、騰落レシオは、計測来、最高の163%を記録したのですが、それでも、市場には強気派が多いとの内容です。

さて、騰落レシオですが、一般的には、東証1部のある期間における値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った値(%)です。120%以上は買われ過ぎ、70%以下は売られ過ぎと言われています。値上がり銘柄数が多いと、物色の広がりから過熱感が出て、その後、調整局面、逆に、値下がり銘柄数が多いと、弱気が支配しているために、その後、反発局面と考えるわけです。いわゆるオシレーター系の指標です。

しかし、騰落レシオは、以下の弱点があります。①強いトレンドが出たときに間違いやすい、②銘柄数だけの指標であり、上昇率、下落率なので値動きの幅を考慮していない、③したがって、軽めの調整で終わっても、騰落レシオは妥当な水準に下がる場合がある、などの点です。今回も、見誤る可能性があると思っています。なぜなら、現在、日銀によるPKO(プライス・キーピング・オペレーション)の最中で、それを市場指数(ETF)ベースで、行っているわけです。市場指数で買えば、物色が広がるのは当然です。投資にあたっては、中長期的な見通しと短期的な見通しを両方持つ必要があります。短期的な見通しとしては、市場に逆らわない方が妥当だと考えます。今起きていることが真実と受け止めることも大切です。

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