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2011年1月 4日 (火)

第423話 「カブドットコム証券の投信インターネット販売」

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、本年最初の記事ですが、日経ニュースによると、カブドットコム証券がインターネット経由での投資信託の販売を強化するそうです。1月中旬から2月中旬にかけて、新たに合計100本の投資信託を販売し、取り扱う投信は合計で434本になります。個人は大手証券の対面販売で投信を購入するケースが多いのですが、今後は手数料が安いネット販売にシフトすると見込んで、こうした戦略を取ったそうです。

私は、このカブドットコム証券の戦略、正解だと思います。大手証券は、株式を売らずに、投信販売に大きく傾斜しています。そして、対面販売というほぼ詐欺に近いような方法で、手数料の高い投信を高齢者に押し付け、そして、新しい投信が出ると、回転売買らしき勧誘を行います。こうして多くの販売手数料を得て、収益を作り上げているわけです。しかし、時間とともに、こうした鴨にしている顧客層は益々高齢化し、相続という形で、より若い世代に引き継がれていきます。こうした世代は、インターネットで、価格を比較することを普通に行える世代です。したがって、対面での販売は、今後、縮小すると想定されます。そうなれば、大手証券の投信販売シェアは低下し、ネット証券のシェアは逆に増えるのではないかと考えます。

会計制度の変更などにより、法人の投資意欲は減退気味です。運用業界にとって、個人投資家は非常に重要なターゲットです。個人ビジネスをより成功させるためにも、大手証券に頼る販売体制を見直し、ネット証券で、地道に運用資産の拡大を目指すことが、生き残る鍵だと考えます。

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