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2011年1月16日 (日)

第427話 「BRICsよりも先進国」

1月14日付けのブルームバーグ・ニュースによると、中国からロシアまで物価圧力が高まり、新興各国の中央銀行に年内に利上げに向かっていることから、新興市場株の魅力が薄れる一方、投資家の米国への関心が強まっているとのことです。ブラジルとロシア、インド、中国の4大新興国を「BRICs」と名付けたゴールドマン・サックス・グループは新興市場株の選好を弱めました。もはや米国株の指標、S&P500種株価指数を上回るパフォーマンスが見込めないというのがその理由です。JPモルガン・チェースも新興市場株に対する見方を変えたとのことです。

利上げによって、新興国株式(エマージング株式)に対するプロの見方が変わってきたようです。実際、ここ最近、先進国株式のパフォーマンスの方が相対的に良好です。確かに、猫も杓子も、「エマージング、エマージング」と言い過ぎました。日本の公的年金も、今年、エマージング株式投資を開始します。まあ、大体、経験則的には、こうした投資家が出てくる時は、相場の終焉に近いタイミングです。すなわち、コンセンサスとして、エマージング株式が良好であると疑う人がいない状況でないと投資に踏み切れないからです。そういう点では、当面、エマージング株式は、冴えない展開かもしれません。

一方、長期的な成長という面では、エマージング市場なしに語ることはできませんので、株式市場の長期展望は、引き続き強気で良いと思います。しかし、投資において、この長期見通しが難しいのです。投資タイミングを間違うと、気の遠くなるような長期間、塩漬けになるリスクもあります。個人的には、エマージング株式には、資金を振り向ける予定はありません、結構、長い期間。これが、分散投資の一環としても、エマージング株式抜きで資産配分を検討したいと思います。

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