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2011年1月23日 (日)

第428話 「定期預金金利の低下」

1月23日付けの日経ヴェリタス50面に、「定期やMMF、利回り一段と低く」という記事が掲載されています。日銀による量的緩和の影響で、定期預金金利やMMFの利回りが低下して、個人マネーが今後、どのように動くかという内容です。確かに、従来、比較的高い金利を提供していたネット経由の定期預金も、現在、急速に低下しています。例えば、300万円で1年定期を作った場合、私の調べでは、最も高いので、あおぞら銀行の0.40%。次に、ソニー銀行は、0.35%、オリックス信託で0.30%といった具合です。1~2年前なら、ボーナス時期には、特別金利として、0.80%~1.00%を提示してこともありますので、半分から3分の1の水準になります。

こうした定期預金金利の低下は、確かに、量的緩和が大きな影響を与えているのですが、そのほかにも、昨年の日本振興銀行の破綻が影響していると考えます。同行は、1%半ばの高い金利で預金を集めをしていて、結局、破綻しました。1000万円以下であれば、預金保険機構に保証されるので、モラルハザードを誘発していました。だから、もう、他行に比べて、突出した定期預金金利では預金を集めをしないという業界のルールが出来ているのではないでしょうか(それか、金融庁からの命令なのか)。

いずれにせよ、1000万円預けても、1年後に、3~4万しか利息を生まないわけですから、全く魅力がありません。こうしたお金は、今後、どこに行くのか?このブログで取り上げましたが、怪しい、毎月分配に行くかもしれません。そのほかには、社債に行くことも考えられます。日本企業であれば、親しみをありますが、格付けに関わらず、「あの会社なら、潰れないだろう」との、根拠なき安心感もあります。何度も取り上げたJ-REITも候補です。しかし、何か、物足りません。これというものがありません。また、金融機関が自分が儲かるものしか商品化しませんので、最も、良いものを探す努力をしません。このブログでも、日本人のリスク回避指向にあった商品を今後も検討していきたいと思います。

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