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2011年2月 6日 (日)

第430話 「マンション価格指数」

先週の日曜日から1週間、米国に行ってきました。記録的な寒波が来てしまい、テキサス州にいたのですが、とても寒く(零度以下)、死にそうでした。木曜日にはシカゴに行かなければいけなかったのですが、観測以来2番目にひどい積雪で、水曜日まで空港が閉鎖、学校もお休みとなっていました。何とか、経由便を変えて、シカゴに入りましたが、雪の影響で大混乱、通常よりも非常に疲れた帰ってきました。テキサスの前に、LAに一泊し、日本のメガバンクに勤める友達と会いましたが、景気回復はまだまだということでした。マクロ経済指標は回復の兆しを見せていますが、ミクロレベルでは、もう少し時間がかかるのかもしれません。

さて、2月6日付けの日経新聞によると、国土交通省と東京証券取引所、早稲田大学は共同で、約3万件の物件の取引データをもとに新たなマンション価格指数を作り、公表するとのことです。個人がマンションを売買する際の目安を示すことで、中古マンションの価格形成の適正化や売買の円滑化を促すことが狙いです。将来的には、この指数の先物取引も検討されるとのことです。非常に面白い試みだと思います。不動産価格を、特に売買が実際に成立した価格に基づく情報は、素人には入手困難でしたし、また、これを過去に遡って時系列に追うことも困難でした。これで、不動産、特にマンション投資には、客観的な指標ができます。また、先物取引ができると、将来の売買のヘッジ取引が可能になります。今は、頭金を貯めている段階で、1年後ぐらいにマンション購入を検討している人は、将来の値上がりをヘッジするためいに、この先物を買っておくことも可能です。また、逆に1年後ぐらいに売却を検討している人も、値下がりヘッジに先物を売ることができます。実際には、個人というよりも大きなリスクを負う業者が使うのでしょうが、いづれにせよ、取引の幅は広がります。流動性や取引の利便性を高めることは、市場活性化、ひいては、市場の上昇に好影響を与えることが期待されます。

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