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2011年4月10日 (日)

第439話 「インフレになるか。」

4月10日付けの日経ヴェリタス45面に、ミスター円で有名な榊原英資の寄稿文で「日本もインフレに備えよ」が紹介されています。日本は、デフレというより、グロバリゼーションによってもたらされた物価安定の状態であって、これからは燃料、食料品価格が恒常的に上昇し、インフレ対策が重要になるという意見です。このミスター円、確かに為替介入で有名になりましたが、評論家としては、あまり当たっていないというのが私の印象です。まだ、彼がいつも非難している竹中教授の方が、相対的に当たっているような気がします。それはともかくとして、今後、日本はインフレに向かうのでしょうか?確かに、エネルギー価格が上昇していますし、食料も世界的な争奪戦になっており、インフレ率は上昇すると思います。しかし、重要なことは、いわゆる「コア」のインフレ率に変化があるかどうかです。すなわち、変動性の高いエネルギーや食料品を除いたインフレ率が、今後、上昇に転じるのかどうかを、こうした学者さんには議論していただきたい点です。私は、コアインフレ率にトレンドの変化は無いと考えます。そもそも、高齢化社会、人口減少社会で需要が減っていることが底辺的なデフレの原因と解釈されていると思います。震災があって、この傾向が変わったのでしょうか?逆に人口が早く減ってしまいました。一時的に、供給力が落ち、需給関係が改善されますので、デフレといった状況は一時的に止まると思いますが、インフレに繋がるような構造的変化を感じることはできません。あまり、インフレ、インフレという話に惑わされないように、今後の生活、資産運用を考えたいと思います。

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