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2011年4月10日 (日)

第440話 「証券会社は消えるか。」

4月10日付けの日経ヴェリタスの株式欄に、先週、松井証券の株価が低迷したことが掲載されています。また、2ヶ月ほど前の日経新聞に、証券会社の数が減っているとの記事が掲載されていました。松井証券に限らず、今、昔ながらの証券会社は消えようとしています。松井証券もネットでの株式投資のさきがけとして、有名になりましたが、その後は、手数料競争にさらされ、信用取引の金利などで収益をかさ上げしていたと聞きます。しかし、今回の震災で、信用取引も先細りですし、取り扱いを止める証券会社も出ています。証券会社の個人向け取引は、野村のような大手も含めて、株式の手数料では食えなくなっています。そこで、投資信託を勧めて、その手数料で食っているわけです。しかし、中堅以下の証券では、投信がそれほど売れるわけではありません。非常に小さい地場証券では、自己売買の収益だけで食っているところもありました。ネットにウェイトの高い会社は、株式を捨て、FXにシフトしています。FXでは、手数料だけでは美味しくないのですが、マリー(ある顧客と別の顧客の注文を合わせて、鞘を取る)や、ほんの短い期間で自己ポジションを取ったりして、収益を上げることができます。今後、中小証券は、ますます廃業していき、FX、CFDなどの業者に収斂していくことでしょう。そして、その絶対数も急減していくことが予想されます。言い換えれば、証券会社という言葉自体が消えるかもしれません。

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