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2011年7月 3日 (日)

第457話 「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」

かつて、国際投信のグロソブに対して、「グロイン」と呼ばれた人気投信です。2007年のピークには、3兆円弱まで資産総額は増加しました。しかし、その後、リーマン・ショックや、通貨選択型ファンドの台頭で、5月末では8700億円強まで資産は減少しました。分配金も月50円で、基準価額に対する利回りも10%程度で、最近に売れ筋の20%近辺に届きませんから、販売でも苦戦しています(分配金利回りは、それでも高すぎると、私は思いますが)。さて、ピクテは、有名なスイスのプライベートバック系の運用会社です。そもそもスイスのプライベート・バンクは、富裕層に対して、秘匿性の高い金融サービスを提供しています。例えば、社内でも顧客名は、暗号で呼んでいたり、とか、結構、徹底しているそうです。ただ、ピクテが、運用業界において、特別に評価が高いという話はあまり聞いたことはありません。一部、エマージング株式など、評価が高い商品もあるそうですが。今般のグローバル・インカム株式は、世界の公共株など配当利回りの高い株式に投資する投信です。2005年2月28日に設定されて、今年5月末までの設定来騰落率は13.9%です。一方、外国株式のベンチマークで有名なMSCI国際株式インデックスの当該期間の上昇率は、8.6%ですから、配当利回りに注目した株式投資は、悪くなかったということになります(為替の基準日など必ずしも評価日は一致していませんが)。従って、ピクテがどうこうというよりも、テーマ投資(高配当株式)という観点で、良い商品であったと言えると考えます。もちろん、基準価額が5600円ですから、無理して分配金を出してきたことには問題はありますが。まあ、ここでの評価は、運用会社というよりもテーマ投資商品という視点で、「中の上」を与えたいと思います。なお、最近、三菱UFJ投信から、通貨選択型のピクテ・グローバル・インカム株式が、設定されています。

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