« 第463話 「短期豪ドル債オープン(毎月分配)」 | トップページ | 第465話 「大和住銀日本バリュー株ファンド(愛称)黒潮」 »

2011年8月20日 (土)

第464話 「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」

今回、売れ筋ではなく、売られ筋の商品です。皆様よくご存じのグロソブ。売られ筋といっても、まだ、2兆円3千億円の純資産額を誇る巨大ファンドです。このブログでも、昨年12月5日に、3兆円を切ったという記事を書きました。それから、8か月、7千億円の資産を失ったことになります。8月18日現在の基準価額も5100円と、グラフを書くと、ずっと右肩下がりと非常に厳しい状況です。色々と要因はあります。①分配金競争に遅れをとり、資金流出が止まらないこと、②欧州債務問題による一部欧州債券の値下がり、③超円高、これらがすべてマイナスに働いて、こうした事態に陥っています。分配金は、現在、月35円。基準価額に対する利回りは、8%強、一方、保有債券の直利は4.3%、最終利回りは2.4%です。資金流出に加えて、低相対的に低いと言っても、分配金が資産減に拍車をかけています。

運用助言は、ウェスタン・アセット・マネジメントという債券専門運用会社です。しかし、世界的な金利低下はアクティブ運用にマイナスに作用し、また、先進国どこを見ても債務問題があるので、先進国の国債に投資を限っていては、正直、どんな運用機関が運用しても結果に大きな差は出にくくなっています。

投信業界では、一度、人気がなくなった投信の残高が復活することはないといジンクスがあります。この環境下では、運用そのものにも期待できず、このままのペースで資産が減っていくとすると、来年の秋ぐらいには、1兆円を割っているかもしれません。そうした環境下、評価は、「中の下」とさせていただきます。

« 第463話 「短期豪ドル債オープン(毎月分配)」 | トップページ | 第465話 「大和住銀日本バリュー株ファンド(愛称)黒潮」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

いつも拝見しています。とてもわかりやすい解説で勉強になります。今後もブログ楽しみにしています。そろそろ、評価が「上」のファンドも聞きたいです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/512329/52524622

この記事へのトラックバック一覧です: 第464話 「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」:

« 第463話 「短期豪ドル債オープン(毎月分配)」 | トップページ | 第465話 「大和住銀日本バリュー株ファンド(愛称)黒潮」 »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ