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2011年11月 6日 (日)

第478話 「証券大手の厳しい現状 2011年9月中間期」

第443話で、3月決算での証券大手の厳しい決算内容について、コメントしました。

http://fundbuster.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/443-3e51.html

そして、2011年4月~9月の半期業績が出そろいました。残念ながら、第443話で取り上げた傾向が継続しています。むしろ、考えていたときよりも、早いペースで悪化しています。「オーバーインベストメントバンキング」が世界的に現実化してきています。野村もリーマンを引き受けたことが、本来の野村の底力を阻害するまで悪化してきています。国内営業部門の日本人が努力して稼いだ利益を投資銀行部門の外人が搾取しているという構図です。これは、「ロイヤリティー(忠誠心)」の破壊行為であり、成長を目指す企業ベースが脆弱になってきていることを示唆します。株価も300円前後で、無残な状態です。本来ならCEO、CFOなどは交代なのですが、そこはなぜか日本企業の良いところ(?)が残っていて、無風のようです。従って、当面、野村の苦悩は継続することでしょう。

大和証券も全く道が見えません。一説には、営業店への強引な人事異動で、実質的な人減らしを行っているとの噂もあります。国内営業部門強化を意図しているのでしょうが、困難です。元々、大和と日興の顧客層は近かったのですが、SMBCの力が加わった日興の方が一枚上手になっています。すると、大和は、かつての中小証券会社のように自己資本を使った自己売買での収益を追求するかもしれません。しかし、MF Globalの破綻もあり、そうした戦略に舵を切るのも困難かもしれません。

こうなると、野村も日興も、メガバンクとの提携を模索するのは、必然となるでしょう。実際、そうした思惑記事も増えてきています。思惑が事実になる日も、近いかもしれません。

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